語り継ぐべき意味をまるで持たない舞台が、ここにある。


慌ただしく窮屈な「世界」。何ひとつ思い通りにならない「世界」。
伝えたかった言葉はあふれているのに、その半分すらも届かない。

「ナゼ キミハ モウ イナイノ・・・?」

振り回されるような日々の中で、不意に立ち止まれたとしても
照れくさくて、意味が無くて、特に何もすることなんてない。

「ナゼ ボクハ ココニ イルノ・・・?」

今宵、ここではないどこかでまた無邪気な何かが目を覚ます。
素知らぬ顔の指揮者(コンダクター)が、終末への序曲(カウントダウン)のタクトを振るう。

例によって別に同名タイトルの漫画と何か関係があるわけでもない。
読んだことない。偶然偶然。
でも運命は偶然を装って忍び寄る。何が言いたいんだシベリア少女鉄道。